Windows10でPythonの開発環境を構築する。

前回では、ラズパイにPythonの設定をしました。

今回は、ラズパイでPythonのプログラムを動作させるための開発環境をWindows10で構築します。


Windows上でのPythonの開発環境として、Spyder,Eclipse,Pycharm等を利用してきましたが、どーもしっくりこないので、MicrosoftのVisualStudio2015にてCommunity Editionという、Professional Editionとほぼ同等機能の製品が無償で提供されているので、こちらを利用してみます。

まず、Microsoftのサイトからダウンロードします。

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左側の「Communityを無償ダウンロード」をクリックして、保存して実行をします。

インストールプログラムが起動したら、

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「カスタム」を選択します。

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「機能の選択」で、「Python Tools for Visual Studio」を選択し(すべて選択でもOK)、インストールを開始します。インストールには数時間かかると思いますが我慢です。

初回のViualStudio起動にも数分かかりますが、ここも我慢です。
動作し始めれば、PycharmやEclipseとそう変わらない速度では動作してくれます。


VSを終了し、最新のPythonを導入します。

まず、Python2系列から

Pythonのホームページから、Python2.7.10をダウンロードし実行します。

[install for all users]を選択し、インストール先はデフォルトではルートの下になるので[C:\Program Files\Python27]とかにして、[Add python.exe to Path]を選択し手動インストールします。OSが64bitの場合は、32bit,64bitの両方がインストールされます。

次に、Python3.5.0をインストールします。web installでは、32bit版がインストールされますので、64bit版が必要な時は追加で64bit版をインストールします。この時、インストール時のメニューでは、[Add Python 3.5 PATH]にチェックを入れ、[Customize installation]にて、[Advanced Options]にて、全てにチェックを入れてインストールします。
この状態で、コンソール上でPythonを起動した場合、Python3.5-64bitが起動するようになります。


VSを起動し、「ファイル」「新規作成」「新しいプロジェクト」でテンプレートで「Python」を選択し「Python Application」「名前/ソリューション名」を決めて[OK]をクリックしプロジェクトを作成します。

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この例では、[HelloWorld.py]の編集画面が開かれます。
「ソリューションエクスプローラー」の「Pyhton Environments」で右クリックで、
「View All Pyhton Environments」を選択すると以下の画面が表示されます。

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ここでは、[Python3.5]を利用しますので、[IntelliSense]を利用するため[RefreshDB]をクリックします。

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pipが利用できますので、ラズパイで利用するライブラリーもインストールしておきます。検索で出てこないのは、該当ホームページより手動でインストールします。

後は、VSを好みに合わせてカスタマイズしてWindows上での開発環境を整えます。


先ほど作成した、HelloWorldプロジェクトを動かしてみましょう。

[HelloWorld.py]に以下の文を打ち込み[開始]で実行します。

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コンソール上で動作しました。


Windows上で作成した、プロジェクトをラズパイにコピーしてみます。

まず、VS上で「ファイル」「全て保管をして」、前回Sambaで接続できるようになったファイル共有を利用してプロジェクトごとコピーします。

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次に、ラズパイで動かしてみましょう。

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当たり前ですが、動作を確認しました。

Pythonのプロジェクトが複雑になるにつれ、何らかのIDEが必要になりますが、今回はWindows上でVSを利用してみました。

次回は、ラズパイのGPIOを利用してみます。


第 1回 Raspberry Pi 2 の初期設定をしてみる-1
第 2回 Raspberry Pi 2 の初期設定をしてみる-2
第 3回 Raspberry Pi 2 の初期設定をしてみる-3
第 4回 Raspberry Pi 2 にWifiの設定をする
第 5回 Raspberry Pi 2 不要サービス停止
第 6回 Raspberry Pi 2 RAMディスクの設定
第 7回 Raspberry Pi 2 コンソールの設定
第 8回 Raspberry Pi 2 にウォッチドッグタイマーを導入する
第 9回 Raspberry Pi 2 でPythonの設定をする。
第10回 Raspberry Pi 2 でSambaの設定をする。
第11回 Windows10でPythonの開発環境を構築する。
第12回 Raspberry Pi 2のPython3でGPIOのパルスを取得する。
第13回 Raspberry Pi 2のPythonでGPIOを調べてみる。
第14回 Raspberry Pi 2のPythonでGPIOの割り込み処理をする。
第15回 Raspberry Pi 2のPython3でI2Cを設定する。
第16回 Raspberry Pi 2のPython3で加速度センサーを動かす。
第17回 Raspberry Pi 2にmonoをインストールしてC#を利用する。
第18回 Raspberry Pi 2にgoをインストールしてみる。
第19回 Raspberry Pi 2のGPIOをC#(mono)でパルス取得する。
第20回 Raspberry Pi 2のGPIO読み込みを、mono(C#)とPythonで比較する。

コメント

  1. Pingback: Windows10でPython環境を入れてみる。メモ書き | ビット世界冒険記

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