反速読

 反速読、遅読ともいう。

 最近速読トレーニングとか言うものがはやっている。斜め読みとか、飛ばし読みとかではなく、内容を記憶しながら読むものだそうだ。

 好きではない。

 

 面白い本、感心した本はじっくり読み倒し、読み終わった後にさらにもう一度読む。

 分厚い本だと、繰り返し読むため1ヶ月で一冊しか読めないこともある。

 記憶するために読んでいるのではない。本の内容の奥底に隠れているものまで感じるのだ!!!。

 ビジネス書も然りである。数字の意味の裏側に隠れているものまで、数字の持つ気配まで感じるのだ。

 

 例えば、『奥の細道』とか、日本語として完璧な文章であり、一文字たりとて無駄ではなく、過剰でもない。その作者の激しさまで感じ取るためには、十分な時間が必要なのだ。読み返すことにより、後に出てくる文章との関連性まで感じ取るのだ。

 マンガも然り、記憶と読むことには大きな違いがある。冊数を重ねることよりも、心を揺さぶられるような本を持つことが大切なのだ。

 一ヶ月に5冊も読めれば十分。 一年で60冊。  10年で600冊。 一生の間に3000冊読めればいいではないか。

 それでも、心に刻み込まれる本は、それほど多くはない。

 ただし、リハビリとか、運動神経回復のためのトレーニングとかを否定するものではない。


  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。