『M8』 高嶋 哲夫 を読み終わった。
地震と地震予知の中で翻弄される、翻弄する人たちの話。 将来必ず起こるであろう事を書いてある話だと思う。
読むと勉強にもなるし、心のどこかに留まり続ける話だ。
自然災害に対して、出来る事、出来ない事 … その間でどう動いたらいいのか、動けないのか ….
同じ作家の 『イントゥルーダー』 もそうだけど、話の中に 挫折感が ちりばめられている。
挫折に対する克服もあるのだけれど、決して心の外に出ることのない部分があって、
まあ、全部ひっくるめて 生きていくということか。
もう何冊か、この作家の本を読んでみよう。